野性の証明 VOL.1 ~ 4 [ DVD テレビドラマ ]

稀代の推理小説家・森村誠一の名作TVドラマ第3弾。東北地方を舞台に、寒村で起こった大量虐殺事件をめぐる巨大な陰謀を描いたサスペンス。林隆三、三輪里香ほか出演。第1~3話を収録。(「Oricon」データベース -第1巻- より)

 

1979年1月、MBS系列で放映されたDVD全四巻のドラマです。

野性の証明 [DVD 映画]

もと自衛隊員・味沢岳史は大量虐殺事件の唯一の生き残りである少女・長井頼子を引き取り、平和に暮らしていたが、町を牛耳るボス・大場一成とその息子・成明の度重なる非道についに立ち上がる。しかし、味沢を抹殺すべく現れたのは、かつての上官・皆川率いる特殊部隊だった…。薬師丸ひろ子鮮烈デビュー作。高倉健が男の野性を爆発させる壮絶なバトルアクション大作!(「Oricon」データベースより)

 

薬師丸ひろ子の映画デビュー作ではなかったでしょうか。高倉健は相変わらずかっこいいし、特に夏八木勲が思いのほか存在感がありました。ベタとはいえ、終盤も印象的な映画でした。

人間の証明 [ DVD-BOX フジテレビ版テレビドラマ ]

2004年7月~9月、フジテレビ系列にて放送された、森村誠一原作の社会派ミステリー「人間の証明」を映像商品化。1977年に松田優作、岡田茉莉子出演で映画化された「人間の証明」のドラマ版。今作では竹野内豊が、主人公である刑事役を熱演する。(「Oricon」データベースより)

人間の証明 [ DVD 映画 ]

“キスミーに行くんだ”ハーレムを飛びだした黒人青年ジョニーは、東京のホテルのエレベーターの中で鮮血に染まってしまう。“西条八十詩集”と“ストウハ…”という最後の言葉を残して。棟居刑事らはニューヨーク市警と共に事件を捜査する。キスミーとは?ストウハ…とは?父と子、母と子、男と女の愛が見えない意図に絡みあい、そして感動のラストシーンが―。(「Oricon」データベースより)

 

西条八十詩集の中の文言と共に、ジョー山中の主題歌が印象的でした。

人間の証明

「母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?」。西条八十の詩集を持った黒人が、ナイフで胸を刺されて殺害された。被害者は「日本のキスミーに行く」と言い残して数日前に来日したという。日米合同捜査が展開され、棟居刑事は奥深い事件の謎を追って被害者の過去を遡るが、やがて事件は自らの過去の因縁をも手繰り寄せてくる―。人間の“業”を圧倒的なスケールで描ききった、巨匠の代表作にして不朽の名作。(「BOOK」データベースより)

 

角川映画で映画化され一大ブームとなった、長編の推理小説です。

 

森村誠一といえばこの作品は外せないと思うのですが、正直、この作品も映画の印象が強すぎて小説の印象があまり残っていません。

映画では松田優作という私が好きな役者さんが主演をしていたことと、ジョー山中の主題歌がとてもよくて印象が強かったのです。

 

 

その少ない記憶の話で申し訳ないのですが、個人的には大御所の 松本清張の『砂の器』と比較してしまいます。

そして推理小説としては、『砂の器』に軍配を上げてしまい、本書の推理小説としての面白さの印象がないのです。

 

 

森村誠一の推理小説作品としては『密閉山脈』や『高層の死角』の方が面白いのではないでしょうか。

 

 

ただ、推理小説を離れた物語としてみると、この作品もかなりの評価があると思います。

勿論これは私個人の印象です。大方の人は推理小説としても面白いと言われるのであれほどのベストセラーになったのではないでしょうか。

この『人間の証明』は他の『野性の証明』『青春の証明』とあわせて証明3部作と称されています。

 

密閉山脈

“K岳山頂から灯火を愛の信号にして送る”山麓で待つ恋人・湯浅貴久子にそう約束して山頂を目指した影山隼人だったが、送られてきたのは遭難信号だった!翌朝、山仲間の真柄慎二と救援隊により影山の遺体が発見された。事故か、他殺か?遺されたヘルメットは何を物語る!?北アルプスの高峰に構築された密室で起きたこととは―。山岳ミステリーの白眉!(「BOOK」データベースより)

 

送られてきたのは愛の信号ではなく救難信号だった。山を舞台に繰り広げられる、長編の山岳推理小説です。

 

山で影山眞柄の二人に助けられた貴久子は、二人からプロポーズを受けることになったが、影山を選んだ。

しかし、その影山は落石事故でその命を落としてしまう。その時影山がかぶっていたヘルメットを調べると落石事故ではありえない損傷があるのだった。

 

読んだのが三十年以上昔であるため、内容をあまり覚えていません。

ただ、森村誠一氏自身が山がお好きなのだろうと、山が好きだからこそ山をトリックの舞台として作品を書き上げたのだろうと思っていました。

とにかく山そのもの描写に惹かれ、そのために他に山を舞台にした作品はないかと色々読み漁っていたものです。

森村誠一の作品の中では『虚無の道標』や『日本アルプス殺人事件』などが山を舞台にした作品としてあげることが出来ると思います。

 

 

他の作者で言えば、山岳小説と言えば 新田次郎がいます。

孤高の登山家と言われた加藤文太郎をモデルにした『孤高の人』(新潮文庫上下二巻)や、もと中央気象台(今の気象庁)職員という著者の経歴を生かした富士山頂の測候所建設の様子を描いた『富士山頂』などを始め多くの作品があります。

 

 

他では、笹本稜平の作品に、第一級の山岳小説と冒険小説が合体した作品である『天空への回廊』や、奥秩父の山を舞台にした人間ドラマを描いた連作短編集である『尾根を渡る風』などがあります。

 

 

高層の死角

東京の巨大ホテルの社長が堅牢な密室で刺殺された。捜査線上に浮かんだのは、事件の夜に刑事の平賀とベッドをともにしていた美しき社長秘書。状況証拠は秘書と事件の関係を示していたが、間もなく彼女も福岡で死体となって見つかった。なぜ彼女は社長殺しを計画し、東京から遠く離れた福岡で殺されたのか。愛した女性の真実を求め、平賀の執念の捜査が始まる―。鮮やかなアリバイ崩しが光る、江戸川乱歩賞受賞の傑作。文庫書き下ろし短編収録!(「BOOK」データベースより)

 

東京の巨大ホテルを舞台に描き、江戸川乱歩賞を受賞した長編のミステリー小説です。

 

東京のあるホテルの部屋で、そのホテルのオーナーが殺されます。ところが、その部屋と寝室夫々に鍵がかかっており、二重の密室になっていたことから刑事達の苦悩が始まります。

ホテルマンであった森村誠一氏は、本作はまさに腕の振るいどころであったろうと思われます。実際、江戸川乱歩賞の締めきりに間に合わせるために数日で書きあげたとどこかに書いてありました。

ホテルの内実の面白さもさることながら、物語としてかなり面白く読んだ記憶があります。

 

内容をはっきりとは覚えていないので断言できないので申し訳ないのですが、謎解きメインでは無かったと記憶しています。