佐竹 一彦

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数年前に読んだのですが、その時のメモに「格別面白くも無い。しかし、面白く無いわけでもない。」と書いていました。「元警視庁警部補が描く初めての駐在ミステリー。」とあったので、仕方のないことではあったのでしょう。

四方を山に囲まれた人口六〇〇人あまりの絵に描いたような僻地の山谷村にある「駐在所」に猪熊喜三郎巡査が赴任した。その直後、殺人および死体遺棄事件が発生!平和な村は大騒ぎに。だが、捜査は依然、難航し解決の糸口は全く見られない。容疑者はもちろん、犯行の動機も、被害者の足取りさえも、いまだ不明のまま。そんな中、猪熊巡査が「原点」に戻って再捜査を開始すると事件は思わぬ展開に…。元警視庁警部補が描く初めての駐在ミステリー。(「BOOK」データベースより)

作者が本物の警察官だったというだけあって、警察内部のことに関しては実に詳しく語られます。また、主人公が駐在さんということで捜査活動に直接かかわるわけではありません。しかし地域のことに関してはだれよりも良く知っているのです。地域の情報となると更には駐在さんの奥さんの存在が大きくなります。本作品では特に奥さんが推理力を働かせているのでその存在は貴重です。

しかし、派手な事件がしょっちゅう起きる筈もなく、捜査員でもない以上はどうしても舞台は地味です。その地味さを警察官だったという実際の知識で補い、読者を引き付けなければなりません。

ということで、平凡な印象になったのでしょう。

雑感にも書いたように54歳という若さで亡くなられてます。これからの方だったでしょうに、私とあまり歳が変わらない方でもあり、残念です。

[投稿日]2015年04月12日  [最終更新日]2015年4月12日
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