東大在学中に司法試験に合格し、エリート検事の道を邁進する霧島三郎。しかし、婚約者・恭子との結婚を間近に控え、彼女の父親が突然の失踪。のみならずヘロイン所持、殺人の嫌疑までかけられる…。瞬く間に危機的状況に追い込まれた三郎は、愛を貫くため、辞職覚悟で独自捜査に乗り出す!苦悩しながらも奮闘する若き検事の姿を、スリリングに描き出す傑作ミステリー!(「BOOK」データベースより)
若き検事霧島三郎が活躍する長編の推理小説です。
題名の通り検事が主人公の推理小説で、内容を殆ど覚えていないのだけれど、結構面白く読んだ記憶があります。たしか、主人公の霧島三郎はかなりの美男子で、奥さんも才能豊かな美人だった筈です。
先日破戒裁判を読み返すまで、霧島三郎の奥さんのことをペリと呼んでいたと思い違いしていたほどですから、奥さんについては定かではありません。
霧島三郎はシリーズ化されており、当時はかなりの人気でした。映画化もされ、勿論テレビでも人気を博しました。
ただ、私は本格派推理小説としてではなく、どちらかというと社会派に近い感覚で覚えていました。できれば再読したい作品の一つです。