妖魔シリーズ

エロスとバイオレンス満載の長編の伝奇小説です。

 

念法を使う工藤明彦は、婚約者を殺されたことから妖魔との戦いに明け暮れることになります。相手は闇の軍団であり、クトゥルー神話に出てくる異形のものを思わせる妖魔達です。

 

この作者の基本はこのシリーズにあるのかもしれません。私はシリーズ中の十冊くらいしか読んでいないのですが、改めて調べてみると20冊を越えようかというシリーズになっているようです。とにかく、初期の菊池秀行作品のエロ、グロ、バイオレンスに満ちた作品でした。

途中から文体についてゆけなくなり読まなくなったのですが、少なくとも私が読んでいたころはまだ純粋に「面白い」シリーズでした。

バイオニックソルジャーシリーズ

エロスとバイオレンス満載の長編の伝奇小説です。

 

魔界行及び新魔界行シリーズとを合わせてバイオニックソルジャーシリーズとしています。エロスとバイオレンス満載のアダルト向け作品です。当初三部作だったのですが、その後「新・魔界行」として更に三部作が追加されました。

作品は異世界の住人を相手とするエロスとバイオレンスの満ちた小説であり、 夢枕獏と同じような伝奇小説の書き手として読んでいたものです。

 

主人公南雲秋人は科学の力で強化されたバイオニックソルジャーであり、殺された妻や子の復讐のために、瓜生組に戦いを挑みます。

とにかく、パワーがみなぎっており、何も考えずに作品世界を楽しむだけです。理屈は要りません。変に考えると逆に読めなくなります。

 

この作家がブレイクするきっかけとなった作品で、この後次々とエロスとバイオレンス満載の作品を発表し続けます。

本シリーズでは魔界行三部作が「魔界行 完全版」として刊行されています。

魔界都市ブルース シリーズ

舞台は魔震後の「新宿」であり、『魔界都市〈新宿〉』や『魔界医師メフィスト』と同じ舞台の、伝奇小説です。

 

 

その新宿でせんべい屋を営みつつ人探しを業とする、究極の美貌を持つ秋せつらが主人公です。この秋せつらが妖糸を駆使して妖魔達を撃退するのです。

当初は 夢枕獏と同じ匂いのする作家が同時に現れたと思い、エロスとバイオレンス満載の彼らの作品を漫画感覚で読んでいたものです。

 

しかしかながら、最初は少々耽美的に過ぎる、くらいに思っていた菊地秀行の作品群ですが、そのうちに文章の美文調(?)が激しくなってきて、どうにも鼻についてきました。

結局、作家の独りよがりが過ぎると感じるようになり、菊地秀行の作品自体を読まなくなってしまいました。

 

ちなみに、このシリーズは短編と長編が出版されており、短編はタイトルの初めに魔界都市ブルースと付くそうです。そして、2018年12月現在でも、なおシリーズとして書き継がれていることを久しぶりに調べてみて知りました。