サマーレスキュー~天空の診療所~ DVD-BOX

標高2,500メートル越えの高地に実在する小さな診療所と、それに隣接する山荘を舞台に「医療の原点」に迫るTVドラマのBOX。将来を嘱望された心臓外科医・速水圭吾は、人里離れた山の診療所で夏の間勤務することを上司から命じられ…。全10話を収録。(「キネマ旬報社」データベースより)

サマーレスキュー ~天空の診療所~

「刑事・雪平夏見シリーズ」がそこそこ面白かったので他の本も借りてみた中の一冊です。

北アルプスに夏の間だけ開設される診療所がある。40年前、「山で亡くなる人を見たくない」とその開設に奔走した山荘の男と、その思いに応えようと山に入った医師の物語をはじめ、過酷な環境の中で「医療とは」「命とは」という問いを突きつけられて悩み、成長してゆく人々の姿を描く。

結論から言うと、この本はまあそこそこ面白く読めました。でも他の本はそこまではなかったように思えます。

本書は山の診療所の物語。お医者さんたちの活躍がテーマなので、一応命を考えさせられることには間違いはなく、語弊はありますが物語としてそれなりに面白かったです。

作者には申し訳ないけど、何となく物語が表面的に感じられてしまうのは何故でしょうか。この作者の本は他にも借りたのですが、あと一冊を読んだところで他はざっと眺めて返してしまいました。「刑事・雪平夏見シリーズ」では主人公のぶっきら棒と言うか、感動という感情をどこかに置き忘れてきたような性格にこの文体がうまくマッチしていたのでしょうが、舞台設定が変わるとそれが裏目に出るのでしょうか。文章の素人の私にはよく分かりませんが、残念です。

自信を持ってお勧めですとは言えませんが、まあ、読んでみても良いのではないでしょうか。

アンフェア the movie

悪いけど、ひどいです。こんな設定の映画がよくできたと思いました。

もう少し物語の前提となる舞台をきちんと組み立ててくれなければ役者さんがどれほど頑張ろうと生きません。

国家の最高機密を扱う機関の最高のセキュリティーが施されている筈の病院に、一刑事がそれも地下道から侵入できるなんて設定はありえません。また、テロリストが待ち構えている建物にSATが単純にそれもひと固まりで突入するし・・・。こんなのは序の口で、言いたいことは山ほどあります。

だから日本のアクション物はレベルが低いということになるのではないのでしょうか。

この映画を面白いという人もいるからヒットとしたのでしょうし、あまり批判は書きたくないのですが、この映画に関しては少々ひどすぎたので、ごめんなさい。

刑事・雪平夏見シリーズ

テレビドラマは大河くらいしか見ない私ですが、「アンフェア」の結構良い評判に魅かれ、ケーブルテレビで映画「アンフェア the movie」があった時に見てみる気になったのです。しかし、その出来があまりにひどく、当然、原作など勿論読む気にはなりませんでした。

ところが、ある日たまたま図書館で「アンフェアの原作」という謳い文句に魅かれて「殺してもいい命」を借りてみたところ、これが構面白いのです。無駄に美しいと評される雪平夏見の活躍が、誉田哲也の姫川玲子にも似ていながら、また独自のカラーを持って活躍しているではないですか。すぐにこの作家の作品を多数予約しました。

すると、この「刑事・雪平夏見シリーズ」はシリーズそのものがそこそこ面白かったのです。雪平夏見の破天荒ぶりは突き抜けていて、それが作品世界をうまく構築していました。

こういう物語は嫌いじゃありません。正直なところ、「姫川玲子シリーズ」と比べれば作者には申し訳ないけど魅力は落ちますが、この物語はそれとして面白く、お勧めです。ただ、TVドラマは未見ですが、映画は頂けない。

刑事・雪平夏見シリーズ(2015年04月01日現在)

  1. 推理小説
  2. アンフェアな月
  3. 殺してもいい命
  4. 愛娘にさよならを