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  1. 涙香迷宮
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竹本 健司 雑感

1954年、兵庫県生まれ。東洋大学文学部哲学科中退。在学中に、中井英夫の推薦により、雑誌「幻影城」で『匣の中の失楽』を連載しデビュー。この作品は、『黒死館殺人事件』『ドグラ・マグラ』『虚無への供物』と続く「黒い水脈」の系譜を継ぐものと評され、若い世代を中心にカルト的支持を得た。『囲碁殺人事件』『将棋殺人事件』『トランプ殺人事件』と続く「ゲーム三部作」を発表後、SF方面にフィールドを広げていたが、新本格ムーブメントの時期に、本人や友人作家が実名で登場するメタミステリ『ウロボロスの偽書』を発表。一連のウロボロス連作として、今日まで続いている。他に、『ツグミはツグミの森』など著書多数。活字以外でも、『入神』など漫画を執筆したり、プレイステーション・ポータブルの本格推理ゲーム『TRICK×LOGIC』のシナリオも書くなど、多方面で活躍中。( 竹本健治 | 著者プロフィール | 新潮社 : 参照 )

[投稿日] 2017年11月11日  [最終更新日] 2017年11月11日
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関連リンク

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デビュー作の『匣の中の失楽』を世に出したあと、雑誌「幻影城」が崩壊して拠点を失ってしまった僕に、次の発表の場を提供してくれたのは、のちにマネージメントをお願いすることになった磯田秀人さんだった。
竹本健治「ゲーム3部作」シリーズ特設サイト|講談社文庫
一昨年、第4の奇書『新装版 匣の中の失楽』が復刊され、即日重版決定。続く新作『涙香迷宮』は「このミステリーがすごい! 2017年版」(宝島社)国内編第1位に輝いた。そして伝説の「ゲーム3部作」の連続刊行が開始。完結編は、『トランプ殺人事件』。文庫化特典:書下ろし短編「麻雀殺人事件」も収録!
竹本健治HP - So-net
近年は更新されていないようです。
神戸新聞NEXT|文化|暗号小説で本格ミステリ大賞 相生出身・竹本健治
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正気か狂気か。読者を迷宮に誘いこむ竹本健治のマジック | 文春オンライン
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