紹介作品

イラスト1

石原 慎太郎 雑感

石原慎太郎』のプロフィール

 

1932(昭和7)年神戸市生まれ。一橋大学在学中に「太陽の季節」で芥川賞を受賞。1968年に参議院議員に当選し、その後衆議院議員として環境庁長官、運輸大臣などを歴任した。1999年に東京都知事に就任、四選をはたす。『国家なる幻影』『弟』『火の島』など著書多数。引用元:石原慎太郎 | 著者プロフィール | 新潮社

 

石原慎太郎』について

 

この人についてはいまさら言うこともないでしょう。

学生時代に作家デビューし、そのままに『太陽の季節』で芥川賞を受賞。

 

 

国会議員時代には「青嵐会」などという右派の若手議員の一団をつくりその代表格として文字通り暴れまわりました。

その後東京都知事になって、オリンピックを招致し、2021年秋の時点で八十九歳の現在は引退生活の傍ら作家活動は衰えを見せていないようです。

息子は長男石原伸晃と三男石原宏高が自由民主党の衆議院議員、次男はタレントの石原良純、弟が今は亡きスーパースターの石原裕次郎という有名人の一家です。

この人の作品は、その言動からも個人的な先入観もあってあまり読んでいません。

ただ、少年時代に放映されていたテレビドラマの「青年の樹」の原作が石原慎太郎という作家だと知り、その原作の『青年の樹』とそれに『おおい雲』という作品は高校時代に読んだ記憶があります。

後の二冊は青春小説であり、テレビドラマの「青年の樹」などは後のスポーツもののテレビドラマの源流といえるのかもしれません。

 

 

芥川賞をとった『太陽の季節』もその後すぐに読んだと思います。「太陽族」などの流行、ファッションにも影響を与えた作品でした。

その後、五十年以上の時を経て今回安藤昇という風雲児を描いた『あるヤクザの生涯』を読んだことになります。

多分、石原慎太郎という作家の作品はもう読むことはないのではないかと思っています。

 

[投稿日] 2021年10月05日  [最終更新日] 2021年10月5日

関連リンク

石原慎太郎公式サイト
石原慎太郎公式サイト
石原慎太郎「死線を越えた人間のみが味わえる実感がある」 人間の一生とは、なんだ
「虚無は実在する」──87歳になった石原慎太郎氏の言葉は、「死」についての、そんな謎めいた表現から始まった。世界中が「命」と真剣に向き合う中で聞いた、「人間の一生」とは。
石原慎太郎さん、裕次郎さんと(昭和33年) - 逗子市
1枚目は葉山マリーナで撮った石原裕次郎さんと提供者の叔母さん。