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安東 能明 雑感
まだあまり読んでいないので書くことはあまりありません。
ただ、警察小説の中でもいわゆる刑事ものを正当派とすれば、若干その系統からは外れる作品もあるようです。横山秀夫の系統に近いといえばいいのでしょうか。特に「撃てない警官 」はその傾向が強い作品です。
それでも、また次の作品を読んでみたいと思わせる程には面白い小説を提供してくれる作家さんではないでしょうか。
読み終えた二作とも地味な作品でしたが、それなりに面白く読みました。
[投稿日] 2014年12月29日 [最終更新日] 2015年3月31日
おすすめの小説
おすすめの警察小説作家
多数ある面白い作品の中のごく一部です。
- 東野 圭吾
- 「新参者 」 卒業―雪月花殺人ゲームを最初とする「加賀恭一郎シリーズ」は、この作家の「ガリレオシリーズ」と並ぶ超人気シリーズです。
- 松本 清張
- 「点と線 」 社会派推理小説界の大御所であり、あらためて言うまでもありません。どの作品も読みごたえ場十分です。左記に挙げたのは名作中の名作でしょう。
- 乃南 アサ
- 「凍える牙 」 「女刑事・音道貴子シリーズ」の一冊で、重厚な作品で読み応えがあります。直木賞受賞作です。
- 佐々木 譲
- 「警官の血 」 親子三代にわたり警察官となった男達の人生を描く大河小説です。2007年の日本冒険小説協会大賞を受賞し、直木賞のノミネート作でもあります。
- 今野 敏
- 「隠蔽捜査 」 警察庁のキャリア官僚を主人公に据えた、面白さ抜群のシリーズ作品です。吉川英治文学新人賞を受賞しています。
- 雫井 脩介
- 「犯人に告ぐ 」 あるミスで左遷された警察官が、再度第一線に呼び戻され、誘拐事件の犯人にテレビを通じて話かけます。
- 大沢 在昌
- 「新宿鮫 」 「新宿鮫」シリーズは、キャリアでありながら第一線で捜査活動を行う新宿署の鮫島警部の活躍が描かれます。シリーズ三作目の『無間人形』で直木賞を受賞しています。
- 誉田 哲也
- 「ストロベリーナイト 」 「姫川玲子シリーズ」の一作目であり、警視庁捜査一課殺人犯捜査係の姫川玲子を中心に、刑事たちの活躍が描かれます。
- 高村 薫
- 「マークスの山 」 この作品により直木賞を受賞し、このあと「合田雄一郎シリーズ」として人気シリーズ化されます。
おすすめの警察小説作家(海外)
海外の警察小説はあまり読んでいません。
- エド・マクベイン
- 「87分署シリーズ 」 「警察小説」というジャンルを確立した作品。チームとしての警察官が個々の事件を解決していきます。設定は少々古いでしょうが面白さは変わりません。
- シューヴァル&ヴァールー
- 「マルティン・ベックシリーズ 」 スウェーデンのストックホルム警視庁の殺人課主任であるマルティン・ベックの活躍が描かれます。第四作の「笑う警官」はエドガー賞長編賞を受賞しています。
- アーナルデュル・インドリダソン
- 「湿地 」 「エーレンデュル警部シリーズ」の一冊で、アイスランドを舞台に派手さはありませんが、地道な捜査はちょっと毛色が違います。北ヨーロッパで最も優れたミステリに贈られるガラスの鍵賞を受賞しています。