山崎 豊子

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新潮社

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広大なアフリカのサバンナで、巨象に狙いをさだめ、猟銃を構える一人の男がいた。恩地元、日本を代表する企業・国民航空社員。エリートとして将来を嘱望されながら、中近東からアフリカへと、内規を無視した「流刑」に耐える日々は十年に及ぼうとしていた。人命をあずかる企業の非情、その不条理に不屈の闘いを挑んだ男の運命―。人間の真実を問う壮大なドラマが、いま幕を開ける。(「BOOK」データベースより)

 

航空業界を舞台にした物語で、文庫本で全五巻にもなる長編の社会派小説です。

 

主人公は組合活動を委員長として率いた恩地元という人物で、その先鋭的な態度から会社と対立します。

その結果左遷され、ケニアのナイロビ支店等の地を8年もの間転々とすることになり、この間がアフリカ編として描かれます。

次にやっと帰国した日本でも閑職に追いやられ、たまたま起こった御巣鷹山墜落事故の担当者として遺族らのために奔走する姿が御巣鷹山編として描かれます。

最後に、恩地が会長室部長に抜擢され会社の改革に尽力する姿が「会長室篇」とされています。

 

本書はこれまでの山崎豊子氏の作品とは異なり、かなりの読みにくさを感じました。

読了後、著者の言葉としての「あとがき」だったと思いますが、「初めての手法」をとった、という意味の言葉が書いてありました。

「限りなくノンフィクションに近いフィクション」ということですが、そのことは文章もドキュメンタリータッチということなのでしょうか、その手法のために読みにくいと感じたのでしょうか。結局はっきりとした理由は分かりませんでした。

本書については「限りなくノンフィクションに近い・・・」という文言のためか、事実と異なるという批判がかなりあったそうです。実際、ちょっとネットで見ても様々の意見が書かれています。

 

やはりあくまで小説なのだと、フィクションとして楽しんだ方が良さそうです。

[投稿日]2015年04月21日  [最終更新日]2020年3月7日
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