隆 慶一郎

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新潮社

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慶長五年関ヶ原。家康は島左近配下の武田忍びに暗殺された!家康の死が洩れると士気に影響する。このいくさに敗れては徳川家による天下統一もない。徳川陣営は苦肉の策として、影武者・世良田二郎三郎を家康に仕立てた。しかし、この影武者、只者ではなかった。かつて一向一揆で信長を射った「いくさ人」であり、十年の影武者生活で家康の兵法や思考法まで身につけていたのだ…。(「BOOK」データベースより)

 

徳川家康は偽物だった、という前提の荒唐無稽な、しかし痛快この上ない長編の時代小説です。

 

この本こそもしかしたら隆慶一郎ワールドの核をなすものと言っても良いかもしれません。

関ヶ原の戦いの直前に徳川家康は暗殺されており、その影武者である世良田二郎三郎が関ヶ原の戦いを乗り切っていた、というのです。

問題はそれからの展開で、影武者としての世良田二郎三郎が、徳川秀忠や諸武将との争いを生き延び、更には影武者としての立場から踏み出し、世良田二郎三郎の意思をもって生きる姿には心打たれるものがあります。

 

文庫本で三冊という長編ですが、終わるのが哀しいくらいに引き込まれます。面白いです。お勧めです。

 

本書も一夢庵風流記を原作とする「花の慶次 - 雲のかなたに」と同様に、原哲夫の画で「影武者徳川家康complete edition」として出版されています。

 

[投稿日]2015年04月01日  [最終更新日]2018年12月31日
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