松田龍平、宮●崎あおいの共演で、三浦しをんの同名小説を映画化した感動ドラマ。出版社勤務の馬締光也は言葉に対する天才的なセンスを見出され、辞書編集部に異動になる。個性派揃いの辞書編集部の中で、馬締は辞書編纂の世界に没頭していく。(「キネマ旬報社」データベースより)
テレビで放映されたものを見たのですが、原作の雰囲気もそこそこに維持していて、良い出来、と言えるのではないでしょうか。
馬締という朴訥なキャラクタ―を松田龍平というどちらかと言うと現代的なスマートな役者が演じることに疑問もあったのですが、さすがの役者さんです。きちんと馬締光也を作り上げられていたのですから見事でした。
原作者のこの映画に対する想いを読むと、当然のことなのですが、活字と映画との差異という新たな視点も見え、原作と併せての映画の見方もまた新たな視点を教えられました。