木内 一裕

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講談社

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探偵の元にやってきた一人の女性の望みは恋人の弟が「死ぬこと」。誰かが死ななければ解決しない問題は確かにある。だがそれは願えば叶うものではなかった。追いつめられた女性を救うため、解決しようのない依頼を引き受けた探偵を襲う連鎖する悪意と暴力。それらはやがて自身の封印された記憶を解き放つ。(「BOOK」データベースより)

他では誰も引き受けないような面倒な依頼を断らず引き受ける、そんな私立探偵が主人公です。依頼を調査していくうちに、いつも徹底的に叩きのめされます。それでも依頼の調査を続行し、結果、誰にとっても救いのない結末が待つのです。

読み易いですが、爽やかな読後感を求める人には向かない物語です。読み応えのある骨太の小説を読みたい人にも向きません。

でも、単純に面白い小説を探している人には受け入れられるのではないでしょうか。結末は暗く、ただ、やくざの矢能だけがかすかな希望を持たせてくれるだけですが、それでもキャラクターの面白さとひねりの効いたストーリーは、私は面白いと思いました。

次の続編の『アウト & アウト 』とあわせて読むと更に楽しめると思います。

[投稿日]2015年04月09日  [最終更新日]2019年7月1日
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