『雨あがる』の小泉堯史監督が葉室麟の時代小説を映画化。ある罪で10年後の切腹を命じられた戸田秋谷。その切腹の日まで秋谷を監視せよとの藩命受けた檀野庄三郎は、秋谷の家族と生活を共にし始める。役所広司、岡田准一、堀北真希、原田美枝子が共演。(「キネマ旬報社」データベースより)
檀野庄三郎を演じた岡田准一は本作での演技が評価され、第38回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞しました。
監督は『雨あがる』『博士の愛した数式』の小泉堯史監督で、丁寧な詩画を作られる人だという印象があります。
役所広治の演技はさすがであり、静謐な原作の雰囲気を丁寧に再現してある、み応えのある映画でした。