D・R・クーンツ

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文庫

文藝春秋

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森で拾ったその犬には、なにか知性のようなものが、意志に似たものが感じられた。孤独な中年男のトラヴィスは犬に〈アインシュタイン〉と名を与え、半信半疑の対話を試みる。徐々にわかってくる信じがたい事実。それにしても、犬は何を警戒しているのだろう。繁みの陰に、暗闇の奥に、なにか恐るべき“もの”がひそんでいるのか。( 上巻 : 「BOOK」データベースより)

〈アインシュタイン〉が不安げに窓の外をうかがう回数が日ましにふえてくる。あいつが、殺戮と破壊の本能が植えつけられた怪物の〈アウトサイダー〉が、刻々と近づいているのだ。正反対の使命を組みこまれた二頭の変異種の宿命の対決が迫る。そして、その刻に向かって、孤独な男と女がしっかりと結ばれ、闘う力を得てゆく…。( 下巻 : 「BOOK」データベースより)

 

モダンホラーの代表的作家の一人であるクーンツの長編のサスペンス小説です。

 

本書は本当の(と言って良いのか)主人公は犬です。名前はアインシュタイン。この犬が普通ではなく、とある国家機関の実験に供された特殊能力を持つ犬なのです。

この犬を保護したのがデルタフォースで鍛え上げられた戦士トラヴィスで、更にヒロインも加わり、この犬を追う国家機関やアウトサイダーと呼ばれる破壊者たちとの逃走劇が繰り広げられます。

 

犬というツールを持ってきたところがこれまでの設定とは異なりますが、基本は一緒です。クーンツはどれを読んでも同じと言われるゆえんでしょう。でも、理屈抜きで面白いものは面白いのです。

クーンツという作家は「ベストセラー小説の書き方」という本を書くくらいですから、読み手の面白さを感じるポイントを良く理解し、執筆しているのでしょう。

[投稿日]2015年04月27日  [最終更新日]2020年1月7日
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