修羅の剣   ( 津本 陽   2015年4月14日

越中氷見郡仏生寺村の貧農出身、ござ問屋の下男・弥助16歳は、奇縁から同郷の剣士・斎藤三九郎に剣術の手ほどきを受けた。みるみる上達する弥助の才を愛でた三九郎は、家来に取り立てると約して旅立つ。だが、将来を誓ったお里の非業の … “修羅の剣” の続きを読む

明治撃剣会   ( 津本 陽   2015年4月14日

短編集ですが、それまでの剣豪小説とは一味違う、明治時代の剣術家の悲哀を丁寧に描写してある短編集です。 その中の表題にもなっている「明治撃剣会」は、明治維新によりその日の糧にも事欠くありさまになっていた、剣を使うことしか知 … “明治撃剣会” の続きを読む

柳生兵庫助   ( 津本 陽   2015年4月14日

七歳にして祖父石舟斎より絶対不敗の奥義を叩き込まれ、柳生一族の期待を一身に背負って成長した天才剣士・兵介(後の兵庫助)。二十一歳の時、加藤清正から兵法師範を請われ、伊賀忍者の小猿とくノ一の千世を連れて肥後へと旅立つが、瀬 … “柳生兵庫助” の続きを読む

雷神 風の市兵衛   ( 辻堂 魁   2015年4月14日

本書『雷神 風の市兵衛』は、風の市兵衛シリーズの二作目となる長編の痛快時代小説です。 個人的には第一作目の『』の方が面白かったと思うのですが、解説者によると、第一作目よりも二倍面白い、ということです。   内藤 … “雷神 風の市兵衛” の続きを読む

風の市兵衛   ( 辻堂 魁   2015年4月14日

本書『風の市兵衛』は、『風の市兵衛シリーズ』の第一作目で、算盤を片手にした渡り用人という珍しい職業の侍を主人公にした痛快時代小説です。 主人公の見た目は優男ですが、独学で習得した剣の腕は相当なもので、痛快小説の主人公とし … “風の市兵衛” の続きを読む

土漠の花   ( 月村 了衛   2015年4月14日

本書『土漠の花』は、ソマリアに赴任している陸上自衛隊員を主人公とした長編のアクション小説で、日本推理作家協会賞を受賞した作品です。 重厚で存在感のある『龍機兵シリーズ』に比べ、よりエンターテインメントに徹した感のある、読 … “土漠の花” の続きを読む

機龍警察 暗黒市場   ( 月村 了衛   2015年4月14日

本書『機龍警察 暗黒市場』は、『機龍警察シリーズ[完全版]』第三弾の長編のアクション警察小説です。 前巻の『機龍警察 自爆条項』ではライザ・ラードナーの過去が語られましたが、今回はユーリ・オズノフが中心とななっています。 … “機龍警察 暗黒市場” の続きを読む