帝都物語 外伝 [DVD]

荒俣宏の同名小説の映画化第3弾となる外伝。加藤の邪霊を封じ込めてから50年。祠は取り壊され精神病院となっていた。そんな中、院長の命令で加藤に扮し、患者たちのパニック反応の臨床実験を行う看護士・仁哉はあやしい魅力を漂わす美千代に出会い…。(「キネマ旬報社」データベースより)

 

原作の「帝都物語外伝 機関童子」を映画化したもの。

未見です。

帝都大戦 [DVD]

荒俣宏原作の映画「帝都物語」に続くSFXホラーシリーズ。加藤昌也、一瀬隆重、南果歩、嶋田久作ほか出演。(「キネマ旬報社」データベースより)

 

原作の「戦争編」を映画化したもの。未見です。

帝都物語(OVA版)

荒俣宏原作、「銀河鉄道999」のりんたろうがシリーズ監督を務めた「帝都物語」のOVA第1巻。平将門の怨霊を目覚めさせ帝都破壊を目論む呪術使いの魔人・加藤保憲とその野望を阻止すべく立ち向かう人々との攻防を描く。「魔都篇」ほか全4部を収録。(「キネマ旬報社」データベースより)

 

原作をアニメ化したもの。「魔都篇」「震災篇」「龍動篇」「菩薩篇」を収録。未見です。

帝都物語 [DVD]

荒俣宏のベストセラー小説を実相寺昭雄が映画化。明治末期の東京を舞台に、都壊滅を目論む謎の軍人・加藤保憲と、それを阻止しようとする人々の戦いを描く。加藤はサイキックパワーを自在に操り、東京の地霊・平将門を怨霊として目覚めさせる。(「キネマ旬報社」データベースより)

 

原作の「神霊篇」から「龍動篇」までを映画化したもの。

嶋田久作の怪演が話題になり、映画自体もヒットしました。実際、日本映画としてはかなり力を入れた作品らしく、日本映画にありがちなクリーチャー等のちゃちさもあまり感じられなかったように記憶しています。

帝都物語

関東最大の怨霊・平将門を喚び覚まし帝都を破滅させる怖るべき秘術とは。日本初の風水小説にして、あらゆる叡知が結晶した大崩壊小説(カタストロフィ・ノベル)。(「BOOK」データベースより)

 

平将門の怨霊の力を借りて帝都東京の壊滅をもくろむ魔人加藤保憲と、その企てに対抗しようとする寺田寅彦や渋沢栄一、幸田露伴らの100年以上にわたる戦いの物語です。

 

そのスケールの大きさと共に、実在の人物が多数登場し、風水や陰陽道などを駆使したその内容が話題となりました。

SF小説としても大変面白い物語です。法螺話が嫌いな方は別として、ファンタジックな話が好きな人なら引き込まれると思います。

映画版「帝都物語」もまた大ヒットし、魔人加藤保憲役の嶋田久作がその怪演と共に一躍有名になりました。

鋼鉄都市

警視総監に呼びだされた刑事ベイリが知らされたのは、宇宙人惨殺という前代未聞の事件だった。地球人の子孫でありながら今や支配者となった宇宙人に対する反感、人間から職を奪ったロボットへの憎悪が渦まく鋼鉄都市へ、ベイリは乗り出すが……〈ロボット工学の三原則〉の盲点に挑んだSFミステリの金字塔!(Amazon内容紹介より)

 

SFの古典的名作の一冊で、ミステリとしても超一級の長編小説です。

 

はるか未来、ニューヨーク市警の刑事イライジャ・ベイリは、スペーサーと呼ばれる異星への移民の子孫の居住区域での捜査を命じられ、相棒としてR・ダニール・オリヴォーという人間型のロボット(ヒューマンフォームロボット)が指定された。

スペーサーの科学者が殺された事件なのだが、問題は、ロボット三原則によりロボットには人は殺せず、人を殺しうる人間はスペーサーの居住区域への回廊を通った者はいないというのだ。

ただ、回廊を通らずに野外から居住区域へ入る道はあるが、ドームという閉鎖空間に慣れた人間にとって屋外は恐怖の場所でしか無く、まず不可能と考えられていた。捜査の結果次第では地球の未来に多大な影響を与えるというのだが、ベイリとオリヴォーは問題を解決できるのか。

 

SFミステリの傑作と呼ばれている作品です。『われはロボット』同様に「ロボット三原則」により論理の縛りを加え、その隙間をついてミステリー仕立てとして構成しています。

背景こそSFですが、この作品もSFを苦手とする人にも読みやすい物語ではないでしょうか。

 

続編、といいますかベイリとオリヴォーが活躍する物語として『はだかの太陽』『夜明けのロボット』があり、『ロボットと帝国』によって『ファウンデーションシリーズ』に組み込まれ、ロボットものも全体としてアシモフの未来史の一環を為すことになっています。

 

 

 

数年前にハリウッドで映画化の話もあったように思うけど、大友克洋のAKIRAのように立ち消えになったようですね。

アイ,ロボット [DVD]

ありがちなことですが、原作とはかなり異なります。

しかし、この映画自体を原作から離れて独立した作品として見ると、そこそこ見れるCGを駆使したアクション映画として面白い映画だと思いました。

われはロボット 〔決定版〕

ロボットは人間に危害を加えてはならない。人間の命令に服従しなければならない…これらロボット工学三原則には、すべてのロボットがかならず従うはずだった。この三原則の第一条を改変した事件にロボット心理学者キャルヴィンが挑む「迷子のロボット」をはじめ、少女グローリアの最愛の友である子守り用ロボットのロビイ、ひとの心を読むロボットのハービイなど、ロボット工学三原則を創案した巨匠が描くロボット開発史。(「BOOK」データベースより)

 

ロボットものの初期短編集で、ロボットSFの古典的名作と言われる作品です。

アシモフのロボットシリーズとしてまとめても良いかもしれません。それほどに「ファウンデーション」と「ロボット」の二つの作品群はアシモフの未来史の中で大きな存在です。

 

何と言ってもこの本でロボット工学三原則が示されていることが大きいです。このロボット三原則をもとにミステリ仕立てで物語が展開していきます。

いかにもこの原則に反しているかのような行動をとるロボットを、USロボット社のロボットである心理学者スーザン・キャルヴィンが回顧していきます。

 

SFが好きな人でなくても入りやすい作品だと思います。短編毎にロボットの進化もみられ、ミステリーであったり、ペーソス漂う作品であったりと、超一級の短編集です。

ロボットを主人公として書かれている作品群ではあるのですが、結局は人間について想いを馳せることになる、そんな物語になっています。

 

下記にロボットものと思われる作品をまとめてみました。このほかにも例えば「サリーはわが恋人」という短編などもロボットものと言えなくも無さそうで、覚えていない作品が多数あり、全部は拾えていないと思います。

  1. われはロボット(短編集)
  2. ロボットの時代(短編集)
  3. 聖者の行進(短編集)
  4. 鋼鉄都市
  1. はだかの太陽
  2. 夜明けのロボット
  3. ロボットと帝国
  4. コンプリート・ロボット(短編集)

 

上記の最後に掲げてある「コンプリート・ロボット」は「われはロボット」や「ロボットの時代」他の作品を含んだアシモフのロボットものの短編全31編をまとめた本です。でも古本しかないようで、あとは図書館でしょう。
 

ファウンデーション

まだ読んでいませんが、是非読んでみたいですね。

ウィキペディアによると、この2巻でファウンデーションシリーズの第一巻目を漫画化してあるそうです。今のところ(2015年3月)、この2巻しか出版されていません。