重松 清 雑感
未だ三作品しか読んでいないので重松清という作家について語るには早すぎるようです。でもユーモアを交えたその語り口はとても心地良く、読みやすい作家さんのようです。ただ、『空より高く』のように今一つ乗り切れない作品もありますが、多分本質は『エイジ』にあるのではないでしょうか。
「現代の家族を描くことを大きなテーマと」する作家さんだそうで、『エイジ』は確かにそうなのですが、他の二冊は若干ニュアンスが異なるように感じました。ということは、私はまだこの作家さんの本質的な作品を未だ読んでいないということなのでしょう。
まずは受賞作品などから始めてみようかと思います。
受賞歴
- 1999年 『ナイフ』 坪田譲治文学賞受賞。
- 1999年 『エイジ』 山本周五郎賞受賞。
- 2000年 『ビタミンF』 直木賞受賞。
- 2006年 『その日のまえに』 本屋大賞第5位。
- 2008年 『カシオペアの丘で』 本屋大賞第10位。
- 2010年 『十字架』 吉川英治文学賞受賞。
[投稿日] 2015年04月12日 [最終更新日] 2015年5月7日