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S・キング 雑感

ホラーと言えばスプラッタームービーというイメージもあり、ホラー作品を食わず嫌いだった私は、それまでキングという小説家の本を読んだことはありませんでした。

ところが、ジャック・ニコルソン見たさに「シャイニング」の映画を見たところかなり面白いのです。すぐに原作を読み、一気にキング作品の虜になってしまいました。「キャリー」「呪われた町」「クージョ」「クリスティーン」「IT」等々と次々に読破しました。

この作家は物事の書き込みが実に丁寧です。描写が緻密です。そこまで必要かと常に思わされます。だから長編小説は本当に長いです。中編小説で普通の作家の長編小説くらいあります。舞台となる時代の音楽や流行を書き分け、登場人物を客観的に細かく描写し、読者をその時代に引きずり込みます。だから、読者はその物語の中に簡単に入り込んでしまうのでしょう。

ホラーは苦手という人には、映画で有名な「スタンド・バイ・ミー」や「刑務所のリタ・ヘイワース」(映画「ショーシャンクの空に」原作)が収められた中編集「恐怖の四季」などがお勧めでしょう。これらの作品にはホラーテイストはありません。(新潮文庫から「ゴールデンボーイ?恐怖の四季 春夏編 」「スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋冬編」として出版されています。)

ただ、はやりのライトノベル感覚では読めないでしょうね。この存在感のある文章は軽くは読めないと思います。

作品数は多数でとてもここで全部の紹介はできません。上記はその一部だけですが、絶対お勧めの作家です。

[投稿日] 2015年04月26日  [最終更新日] 2015年5月5日
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