紹介作品

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乙川 優三郎 雑感

1953年に生まれ、ホテル・観光業の専門学校を卒業後国内外のホテルに勤務の後、種々の職を経て作家になった、とありました。

この作家は『逍遥の季節』という作品と『武家用心集』という短編集を読んでいるだけです。ですからあまりこの作家のことについて書けないのですが、最初に『武家用心集』を読んだときは 藤沢周平に似た雰囲気を持っている、と思ったものです。

[投稿日] 2015年04月08日  [最終更新日] 2015年4月8日
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おすすめの小説

侍を描いた作家

侍の生き様を問うている作品を挙げて見ました。
葉室 麟
清廉な人物が物語の中心におり、それを取り巻く人々の思惑の中で翻弄されていく、そうした物語が多いようです。そうした中で、細やかな人の想いが語られています。中でも「蜩の記」は第146回直木賞を受賞しました。
青山 文平
全般的に侍の存在自体への問いかけていて、痛快娯楽小説を探しておられる方には向かないかもしれません。あくまで、じっくりと言葉の余韻を楽しみつつ、物語の世界に浸る読み手に向いた物語です。「白樫の樹の下で」に対しては「詩的」な文章と評される方もいます。
藤沢 周平
藤沢周平作品によく登場する海坂藩を舞台にした物語を集めた作品集として「海坂藩大全」があります。有名な『蝉しぐれ』を始め名作ぞろいのこの作家ですが、本書は色々なエッセンスが入った本です。
山本 周五郎
武家ものも多く書かれています。中でも「樅ノ木は残った」はNHKで大河ドラマの原作として取り上げられたこともあります。それまで悪役としての評価しか無かった伊達騒動の原田甲斐の生きざまは、夫々の心の奥底に個々の生き方を問いかけます。
津本 陽
この人も作品数は多く、「柳生兵庫助」のような剣豪小説もありますが、侍が侍として生きることを否定された時、侍はどのように生きたのかを問う、明治時代の剣術家の悲哀を丁寧に描写してある短編集「明治撃剣会」のような作品もあります。