百田 尚樹 雑感
1956(昭和31)年、大阪市生まれ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」などの番組構成を手がける。2006(平成18)年『永遠の0』で作家デビュー。他の著書に『海賊とよばれた男』(第10回本屋大賞受賞)『モンスター』『影法師』『大放言』『カエルの楽園』『雑談力』などがある。( 百田尚樹 | 著者プロフィール | 新潮社 : 参照 )
百田尚樹という人は「探偵!ナイトスクープ」などの構成作家として長年勤めていると聞きます。だからこの作家は読み手の心に迫るストーリーの組み立が上手く、人間を描くのが上手いのでしょう。
作品ごとにその舞台設定が全く異なり、更には読者が全く知らない世界についての情報小説的なところもありながら、その上で登場人物が個性的で小説としての面白さがあるのですから、人気が高いのは良く分かります。
この人を語る上ではその舌下事件を抜きにしてはいけないでしょうね。その数も多すぎて、例示すらも困難なほどですが、NHK経営委員を務めたりする公的な身分をも有する人としては、如何なものかという気はします。
なお、「永遠の0」「モンスター 」は共に2013年に、「海賊とよばれた男」は2016年に映画化され、好評を博しました。ただ、「モンスター 」は2014年11月現在ではまだDVDとしては発売されていません。
[投稿日] 2015年04月17日 [最終更新日] 2017年6月26日