横溝 正史

イラスト1
Pocket

文庫

角川書店

写真は Amazon にリンクしています。

楽天Booksは 楽天Books へ。


江戸時代からの宿場本陣の旧家、一柳家。その婚礼の夜に響き渡った、ただならぬ人の悲鳴と琴の音。離れ座敷では新郎新婦が血まみれになって、惨殺されていた。枕元には、家宝の名琴と三本指の血痕のついた金屏風が残され、一面に降り積もった雪は、離れ座敷を完全な密室にしていた……。アメリカから帰国した金田一耕助の、初登場の作品となる表題作ほか、「車井戸はなぜ軋る」「黒猫亭事件」二編を収録。(Amazon商品説明より)

いまでは知らない人はいないと言って良いほどにメジャーになった、金田一耕助シリーズの一冊です。

それまでは不可能とされていた日本家屋を舞台にした密室殺人が展開されています。

岡山県の片田舎で結婚式が執り行われたその夜、夫婦の寝室となっていた離れで殺人事件が起きた。前夜の雪のために離れの周囲には犯人の足跡の痕跡は全く無く、密室状態となっていたのである。

初期の中短編集におけるような耽美的色彩はあまり見られず、しかし、どことなくホラーテイスト漂う作品です。実際には幽霊も怨霊も出てこず、かえって金田一探偵の論理的推理力が見せ場を作ります。ただ、舞台設定として、地方の旧本陣という雰囲気を利用しているだけといえます。

本格推理小説が好きな方には絶好の一冊ではないでしょうか。

[投稿日]2015年04月22日  [最終更新日]2015年4月22日
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です