巨大な騙りにまんまと引っかかった札差に泣きつかれ五万両の奪還に乗りだしたのは、江戸の裏金融界でその名を知られた「いかずちの弦蔵」。「一番大事なことは、カネをどう受け取るかの段取りだ」―江戸と大坂を股にかけ、弦蔵と騙りの一味が智恵と度胸の大勝負!迫力と興奮のノンストップ傑作時代小説。(「BOOK」データベースより)
本作での職業は「証文買い」。その証文買いの稲妻屋の貸元、いかずちの弦蔵等5人衆の物語です。
「騙りにはまった礼差の依頼を請け、騙り屋一味から5万両を取り戻す。ヤクザな家業ではあってもその中に漢(おとこ)を見出し、物語を紡ぎだしていく作者一流のコンゲーム。」とは読んだ当時のメモですが、私はこんなにうまくはまとめることは出来ないのでどこからかコピーしてきたのでしょう。
でも、面白いです。お勧めです。