梅原 克文

イラスト1
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日本最西端に位置する与那国島の沖合に建設中の“オーシャンテクノポリス”。その脚柱が謎の波動生物の攻撃を受け、巨大海上情報都市は完成目前で破壊されてしまった。とてつもない衝撃は、近くの海底油田採掘基地“うみがめ200”にも危機的状況をもたらす。オイルマンの倉瀬厚志は基地を、そして遭難した娘を救出するため、死力を尽くすが…。( 上巻
:「BOOK」データベースより)

本能の赴くままに海上保安庁の巡視船を次々と破壊し、海上自衛隊や台湾海軍の潜水艦を翻弄していく、“蛇”と名付けられた謎の波動生物。はたしてその“蛇”を葬り去ることができるのか?究極の選択を迫られる倉瀬厚志。さらに、厚志らが閉じ込められていた海底油田採掘基地には、油田暴噴の危機が迫る。バトルの果てに感動のクライマックスが。( 下巻 : 「BOOK」データベースより)

 

エンターテイメント性抜群のノンストップアクション小説です。

 

海洋情報都市「オーシャンテクノポリス」の建設に携わっていた主人公倉瀬厚志は、娘の救出のためにオーシャンテクノポリスを襲った怪物、ソリトン生命体との対決に臨む。

そもそもこの怪物の正体の発想が普通ではない。ネタばれになるので勿論ここで書ける筈もありませんが、書いていいとしても科学に素人の私には説明できる能力はありません。流体力学のなんたらなど分かるわけもなく、如何にもそれらしいと思うばかりです。

その怪物に対し戦いを挑む中、自衛隊の潜水艦艦長や分かれた妻と共に科学的な言葉の羅列の中、読者を法螺話の中に引きずり込んでしまうのです。

是非読むべきでしょう。

[投稿日]2015年04月07日  [最終更新日]2019年1月31日
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