津本 陽

イラスト1
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文庫

文藝春秋

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短編集ですが、それまでの剣豪小説とは一味違う、明治時代の剣術家の悲哀を丁寧に描写してある短編集です。

その中の表題にもなっている「明治撃剣会」は、明治維新によりその日の糧にも事欠くありさまになっていた、剣を使うことしか知らない剣術家達を救うべく、剣豪榊原鍵吉を中心として設立された、剣の技を見せものにすることで糧を得ようとする撃剣会に集う、明治維新という時代の波に乗り損ねた男達の物語です。

この作者自身が剣道の有段者だそうで、剣戟の場面の迫力は圧倒的なものがあります。また、明治期における剣術使いの悲哀も、自ら剣を握る人だからこそ分かる部分があるのか、読み手の心に迫ります。

時代小悦を好きな方は是非読んでほしい一冊です。

[投稿日]2015年04月14日  [最終更新日]2015年4月14日
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