高野 和明

イラスト1
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文庫

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4人の傭兵はコンゴの紛争地帯にいる、あるピグミー一族と一人のアメリカ人の抹殺を命じられる。一方、古賀研人は急死した父親からのメールに従いある難病の治療薬の開発に着手する。人類の存亡をかけた戦いが始まる。

思っていた内容とは異なる作品でした。ジェノサイドという題名からして、映画プレデターのようなアクションものを予想していたのですが、いい意味で裏切られました。他の作品と比してもまた全く異なるテイストで驚きます。

学術的なこともよく調べてあるし、構成も緻密に考えられてもいるのでしょうが、もう少しエンターテインメントとして徹してくれていれば、更に面白く読めたのではないかと思われる作品です。

というのも、著者の歴史観の取り扱い方が軽すぎるのです。歴史観が色濃く出ること自体は作品として問題はないのでしょうが、各場面で少々唐突にすぎますし、表現も単純で浅薄に感じられてならないのです。せっかくの物語が色褪せてしまいました。

もう一点加えれば、重要な役割を果たす友人の存在にしても少々説明不足でご都合主義的に感じられてもったいないです。残念でした。

でも、さすがベストセラーになっている本です。面白さは否定できませんね。

[投稿日]2015年04月13日  [最終更新日]2015年4月13日
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