佐伯 泰英

酔いどれ小籐次留書シリーズ

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近ごろ呆けの進んだ新兵衛が妙な間合いで「南無妙法蓮華経」のお題目を唱えるため、みんなは困り果てていた。身延山久遠寺に詣でたことがあり、それを思い出しているらしい。どうにかしようと、孫のお夕の付き添いで小籐次はおりょう、駿太郎とともに代参の旅に出るが、一行を何者かが待ち受けていた。好調シリーズ第3弾! (「BOOK」データベースより)

新・酔いどれ小籐次シリーズの第三巻となる長編の痛快時代小説です。

前巻での駿太郎の身に降りかかった理不尽な出来事も何とか乗り越え、無事親子の絆を確認できた小藤次と駿太郎でした。

ところが、小藤次のかつての住みかだった長屋の元差配の新兵衛さんのボケが進行し、南無妙法蓮華経とのお題目を唱え続けるばかりです。どうも幼い頃に身延山に参った記憶がよみがえっているらしく、孫娘の夕が新兵衛さんの代わりに身延山久遠寺にに代参することになります。

その旅に小藤次とおりょう、それに駿太郎も同行することになるのですが、そこに小藤次をつけ狙う雑賀の一族が襲いかかってくるのです。

今のところ、従来の小藤次の物語が、面白さもそのままに展開されている新しいシリーズです。駿太郎の成長が新しい魅力として加わっているとも言えるかもしれません。

とにかく、小気味いい痛快時代小説の御王道を行っているこのシリーズです。次の巻を待つばかりです。

[投稿日]2017年09月05日  [最終更新日]2017年9月5日
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