大沢 在昌

イラスト1
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文庫

角川書店

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覚醒剤に替わり、日本全土を脅かす新型麻薬アフター・バーナー。その元締「クライン」を牛耳る独裁者・君国辰郎の愛人神崎はつみが逃亡した。はつみは組織内部のことを知りつくしていた。そのはつみが警察に保護を求めてきたのだ。連絡を受けた保安二課長・芦田は、「クライン」壊滅の切り札として護衛・移送することを決める。この極秘指令を受けた男まさりの女刑事明日香は、はつみとホテルで接触するが、ヘリからの銃撃を受け二人は瀕死の重体に。だが、奇跡は起こったー!!冒険小説の新しい可能性に挑戦したノンストップ・アクション。(「BOOK」データベースより)

まず設定がすごい。なにせ、女主人公明日香が一旦殺されかけたところを、脳移植を受けてよみがえるのですから。前提としてこの脳移植という荒唐無稽な話を受け入れないとこの物語は成立しません。ですから、その点が気になる人にはお勧めできません。その点を問題なく受け止められる人にはお勧めです。

そうした荒唐無稽な設定の主人公が内面の葛藤を抱えたまま、アクションが始まるのです。

ハードボイルドと言って良いものか、アクション小説と言った方が良い気がします。ハードボイルドの定義は良く分かりませんが、タフな主人公の行動を客観的に描写する文章作法を言うのだとすれば、本書は明日香に肩入れしているようでちょっとニュアンスが違うような気がします。

でも、そんなことはどうでもいいことで、問題は小説として面白いかどうかです。そして、その点では何も問題はありません。

面白いです。お勧めです。

明日香シリーズ(2015年04月01日現在)

  1. 天使の牙
  2. 天使の爪
[投稿日]2015年04月23日  [最終更新日]2015年4月23日
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