光瀬 龍

イラスト1
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文庫

早川書房

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西方の辺境の村にて「アトランティス王国滅亡の原因はこの世の外にある」と知らされた哲学者プラトンは、いまだ一度も感じたことのなかった不思議な緊張と不安を覚えた…プラトン、悉達多、ナザレのイエス、そして阿修羅王は、世界が創世から滅亡へと向かう、万物の流転と悠久の時の流れの中でいかなる役割を果たしたのか?―壮大な時空間を舞台に、この宇宙を統べる「神」を追い求めた日本SFの金字塔。(「BOOK」データベースより)

主人公がプラトン(アトランティス大陸の司政官オリオナエ)であり、また、シッタータ(釈迦)や仏教の守護神である阿修羅王、敵役として帝釈天やナザレのイエスがおり、更に弥勒や転輪王が絡んでくるという設定からして普通ではありません。

これらの主人公が、アトランティスの昔から西暦4000年、そして更なるる未来にわたりこの世界の存亡をかけて戦うのです。その戦いからして人間や神の「存在」そのものへの問いかけでもあるのですから、考え始めるときりがなく、とても面倒な小説になります。

しかし、その設定自体を楽しめる人にとってはこれほど魅力的な物語もまた無いでしょう。

小松左京の「果しなき流れの果に」と並ぶ名作と言われる作品であり、少しでもSFに関心のある人なら是非読むべき本の一冊です。

この作品は萩尾望都が漫画化していて、こちらもSFマンガの名作のひとつとして数えられています。

[投稿日]2015年04月20日  [最終更新日]2015年4月20日
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