貴志 祐介

イラスト1
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文庫

角川書店

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第4回日本ホラー小説大賞を受賞した作品です。舞台は生命保険業界です。

保険金の査定を業務とする若槻慎二は、ある顧客からの依頼でその顧客の家に行き、その家の子供の死体を発見することとなった。会社は不信を抱きつつも保険金の支払いに応じてしまう。その後、その顧客からの保険金の請求事案が続くのだが。

今まで読んだホラー小説の中で一番怖かった作品かもしれません。

この作家の作品を見ているとどれも人間心裡に踏み込んで、そこから恐怖を紡ぎだしてきている感じがします。本書などその最たるもので、いわゆるホラーで思い浮かべる超人間的、超自然的なものの存在ではなく、人間こそが一番怖いのだと心から思い知らされます。

いわゆる超自然的存在の巻き起こす恐怖をテーマとするいわゆるホラーを期待しているとかなり違います。アクション性は全くありません。その点をふまえた上で人間の抱える本質的異常性を恐る恐る覗き見してください。

大竹しのぶ主演で映画化され、大竹しのぶの演技が評判になりました。

[投稿日]2015年04月10日  [最終更新日]2015年4月10日
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