若さま同心徳川竜之助シリーズ(完結)
- 消えた十手
- 風鳴の剣
- 空飛ぶ岩
- 陽炎の刃
- 秘剣封印
- 飛燕十手
- 卑怯三刀流
- 幽霊剣士
- 弥勒の手
- 風神雷神
- 片手斬り
- 双竜伝説
- 最後の剣
新・若さま同心徳川竜之助シリーズ(2018年12月01日現在)
- 象印の夜
- 化物の村
- 薄毛の秋
- 南蛮の罠
- 薄闇の唄
- 乳児の星
- 大鯨の怪
- 幽霊の春
普通ではありえない徳川御三卿のひとつ田安徳川家の十一男坊が身分を隠して南町奉行所の同心見習いとして活躍する物語。
剣の達人ではあるが若様なので世間知らずであるために様々の失敗を繰り変えす。しかし、珍事件を解決することが重なり、その手の事件を回されるようになり・・・、という設定です。
いかにもこの作者らしく江戸市中で鹿が目撃されるなど事件は普通ではありません。そうした小さな事件を解決しつつより大きな悪を懲らしめるパターンではあります。
しかし、この若様は剣はかなりつかえ、その剣の腕で謎の刺客をも倒していくのです。つまりは、活劇ヒーロー小説でもあり、十分に面白い小説で、お勧めです。
本シリーズは全十三巻で完結しています。ただ、一旦完結したはずのシリーズが再開しているのです。私は未読なのでどのような構成になっているのか、近く読もうと思っています。