金子 成人

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江戸時代、主家を追われ浪人となった侍は、無収入からの脱却に悪戦苦闘した。かつて信州十河藩士だった秋月六平太は良家の子女を案内、護衛する付添い稼業によって生計を立てている。播磨石郷藩米倉家藩主の側妾お佐江の方の娘、結衣の輿入れが決まった。お佐江の方は西国へ嫁ぐ結衣に、最初で最後の江戸見物をさせたいのだという。一方、十河藩では十二年前の権力抗争が再燃していた。藩御用達の菓子屋や料理屋に顔を出す六平太の存在が目障りな江戸留守居役小松新左衛門は、ついに刺客を差し向ける。時代劇の伝説的脚本家が贈る、日本一の人情時代劇第四弾! (「BOOK」データベースより)

第一話 箱入り娘
六平太は不意の付添いが縁で、播磨石郷藩米倉家のお抱え屋敷に出入りするようになる。屋敷の主・お佐江の方の娘、結衣の輿入れが決まった。西国へ嫁ぐ前に、六平太は結衣を江戸見物に連れ出す。
第二話 島抜け
ひと月前、伊豆大島で三人の島抜けがあり、一人の消息がつかめない。男は兇盗・黒弥陀の一味だったくちなわの惣兵衛。黒弥陀は六年前、内部の裏切りにより全員が捕らえられた。一味を売った丑松は、半次と名を変え、六平太も通う元鳥越の髪結い「きのし床」を営んでいた。
第三話 神隠し
秋月六平太は、困っていた。神田「紙半」の娘・お夏の行き先は、なにがなんでも野巫(町場の陰陽師)の御託宣に従うからだ。大川の川開きの当日、お夏は夕刻から花火見物でごった返す両国に出かけると言い出した。案の定、六平太は大川の橋の袂でお夏を見失う。
第四話 藪入り
夏の藪入りの十六日、六平太は竹木炭薪問屋「田丸屋」の丁稚奉公・幸助と深川にやってきた。幸助は一年前の夏に父を亡くした。その年の藪入りに実家のある下谷の裏店に行くと、母の姿はなく知らない家族が住んでいたという。幸助の母・おれんは、深川で男に売られていた。(「内容紹介」より)

付添い屋・六平太シリーズ第四弾です。

前作第三巻同様に、話のまとまりが良すぎるという印象は変わりません。各話ごとにきちんと世界が完結し、それで終わり。

それぞれの話が連作ではない短編として出来ているかのようです。

そして私はこのシリーズをしばらく読まなくなりました。

[投稿日]2016年11月13日  [最終更新日]2016年11月13日
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