秦 建日子

イラスト1
Pocket

文庫

河出書房新社

写真は Amazon にリンクしています。

楽天Booksは 楽天Books へ。


「刑事・雪平夏見シリーズ」がそこそこ面白かったので他の本も借りてみた中の一冊です。

北アルプスに夏の間だけ開設される診療所がある。40年前、「山で亡くなる人を見たくない」とその開設に奔走した山荘の男と、その思いに応えようと山に入った医師の物語をはじめ、過酷な環境の中で「医療とは」「命とは」という問いを突きつけられて悩み、成長してゆく人々の姿を描く。

結論から言うと、この本はまあそこそこ面白く読めました。でも他の本はそこまではなかったように思えます。

本書は山の診療所の物語。お医者さんたちの活躍がテーマなので、一応命を考えさせられることには間違いはなく、語弊はありますが物語としてそれなりに面白かったです。

作者には申し訳ないけど、何となく物語が表面的に感じられてしまうのは何故でしょうか。この作者の本は他にも借りたのですが、あと一冊を読んだところで他はざっと眺めて返してしまいました。「刑事・雪平夏見シリーズ」では主人公のぶっきら棒と言うか、感動という感情をどこかに置き忘れてきたような性格にこの文体がうまくマッチしていたのでしょうが、舞台設定が変わるとそれが裏目に出るのでしょうか。文章の素人の私にはよく分かりませんが、残念です。

自信を持ってお勧めですとは言えませんが、まあ、読んでみても良いのではないでしょうか。

[投稿日]2015年04月16日  [最終更新日]2015年4月16日
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です