半村 良

イラスト1
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日本海側で大演習を展開していた自衛隊を、突如“時震”が襲った。突風が渦を巻きあげた瞬間、彼らの姿は跡形もなく消えてしまったのだ。伊庭三尉を中心とする一団は、いつの間にか群雄が割拠する戦国時代にタイムスリップし、そこでのちに上杉謙信となる武将とめぐり逢う。“歴史”は、哨戒艇、装甲車、ヘリコプターなどの最新兵器を携えた彼らに、何をさせるつもりなのか。日本SF界に衝撃を与えた傑作が新装版で登場。(「BOOK」データベースより)

 

現代の存在が過去にタイムスリップし、タイムパラドックスに悩みながらもその時代を生き抜くという設定は、この本を元祖とするのではないでしょうか。2度も映画化されています。

とにかく舞台設定が面白いのでアクション性もあってか映画化、ドラマ化、漫画化と他のメディアにも移されています。それほどに物語としての面白さが素晴らしいのでしょう。

 

 

それどころか、「福井晴敏」という、現代のストーリーテラーによって再度小説化もされています。

映画化の話が先にあり、プロットを書いた福井晴敏が小説化したということだったようです。半村良版の映画がそれなりのインパクトがあったのに比べれば、こちらは今一つだったと思います。

[投稿日]2015年04月17日  [最終更新日]2019年2月3日
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