友人をかばい、犯罪集団に追われる身となった17歳の少女・ジョウ。決死の逃避行の中、彼女はかすかな希望を胸に、最後の賭けに出る―。疾走感120%!ノンストップ・ハードボイルド・ミステリー。(「BOOK」データベースより) … “クロム・ジョウ” の続きを読む
百舌の叫ぶ夜 2015年10月30日
能登半島の突端にある孤狼岬で発見された記憶喪失の男は、妹と名乗る女によって兄の新谷和彦であると確認された。東京新宿では過激派集団による爆弾事件が発生、倉木尚武警部の妻が巻きぞえとなり死亡。そして豊明興業のテロリストと思わ … “百舌の叫ぶ夜” の続きを読む
待ってる 橘屋草子 2015年10月30日
「薮入りには帰っておいで。待ってるからね」母の言葉を胸に刻み、料理茶屋「橘屋」へ奉公に出たおふく。下働きを始めたおふくを、仲居頭のお多代は厳しく躾ける。涙を堪えながら立ち働く少女の内には、幼馴染の正次にかけられたある言葉 … “待ってる 橘屋草子” の続きを読む
金色機械 2015年10月27日
時は江戸。ある大遊廓の創業者・熊悟朗は、人が抱く殺意の有無を見抜くことができた。ある日熊悟朗は手で触れるだけで生物を殺せるという女性・遙香と出会う。謎の存在「金色様」に導かれてやってきたという遙香が熊悟朗に願ったこととは … “金色機械” の続きを読む
終末のフール 2015年10月25日
本書『終末のフール』は、三年後に小惑星の衝突により滅亡する世界で生きていくとある団地の住人を描いた、文庫本でで384頁の連作の短編小説集です。 一旦はパニックに陥ったものの今では落ち着いている世界で生きていく人たちの日常 … “終末のフール” の続きを読む
群青のタンデム 2015年10月20日
少々毛色の変わった警察小説で、全部で八話からなる連作短編集す。ただ、各話の間には全体で一つの長編と言ってもいい程の強いつながりがあります。 本書の主人公は戸柏耕史と陶山史香ということになるのでしょうか。二人は警察学校での … “群青のタンデム” の続きを読む
教場 2015年10月19日
本書『教場』は、文庫本で324頁の、警察学校を舞台にした全六編からなる連作のミステリー短編集です。 『週刊文春ミステリーベスト10 2013年』の第1位、『このミステリーがすごい! 2014年版』で第2位、そして2014 … “教場” の続きを読む
新選組藤堂平助 2015年10月15日
文久元(1861)年、伊勢・藤堂家の御落胤との噂がある藤堂平助は、ふとしたきっかけで土方歳三と知り合い、天然理心流の試衛館の食客となる。北辰一刀流を使う平助は、ある時、同門の清河八郎から、浪士隊の話を聞き、近藤勇らととも … “新選組藤堂平助” の続きを読む
獣眼 2015年10月11日
『獣眼』とは 本書『獣眼』は『ボディガードキリシリーズ』の第一弾作品で、2012年10月に徳間書店からハードカバーで刊行され、2015年7月に間文庫から665頁の文庫として出版された長編の冒険小説です。 大 … “獣眼” の続きを読む
夜叉萬同心 冬かげろう 2015年10月5日
北町奉行所の隠密廻り方同心、萬七蔵は、目的遂行のためには手段を選ばぬやり方から、「夜叉萬」と呼ばれ密かに恐れられていた。脂粉の香りを残し去ってゆく辻斬りの探索の過程で七蔵が見た卑劣な真実とは―。七蔵のふるう豪剣は、誰を斬 … “夜叉萬同心 冬かげろう” の続きを読む