新宿物語   ( 高部 務   2016年9月1日

ビートルズやツイッギーが、日本の巷を賑わした昭和40年代の新宿を舞台に、若者たちの生きざまを赤裸々に描く。失われた“時代”を、くすんだ懐かしさで包み込んだ物語。(「BOOK」データベースより)   1970年前 … “新宿物語” の続きを読む

再度のリニューアル   ( コラム )   2016年8月31日

一日ほんの少しずつ、当サイトに手を加え、若干の変更を加えました。 見た目はそれほど変わってはいません。 不要と思われるメニュー項目を減らしたくらいでしょうか。 一番時間がかかったのは、レスポンシブル対応にしたことです。と … “再度のリニューアル” の続きを読む

五郎治殿御始末   ( 浅田次郎   2016年6月4日

男の始末とは、そういうものでなければならぬ。決して逃げず、後戻りもせず、能う限りの最善の方法で、すべての始末をつけねばならぬ。幕末維新の激動期、自らの誇りをかけ、千年続いた武士の時代の幕を引いた、侍たちの物語。表題作ほか … “五郎治殿御始末” の続きを読む

裏切りの日日   ( 逢坂 剛   2016年5月27日

人質を楯に、身代金を奪った犯人は、厳重な包囲の中で、ビルの9階からエレベーターに乗り込んだが、1階についた時には消えていた!その頃、近くのマンションで、右翼の大物が何者かに射殺された。“2つの事件は関連するものなのか?” … “裏切りの日日” の続きを読む

熊本地震について   ( コラム )   2016年5月4日

その日、家族と「秘密の県民ショー」を見て共に笑っていたら、突然の揺れ。いつものようにこれから収まっていく、と思っていたらそれからの揺れが更にひどくなるばかり。 本が落ち、台所で皿が飛び出し、まさかという思いでした。幸い、 … “熊本地震について” の続きを読む

連鶴   ( 梶 よう子   2016年3月10日

一枚の紙から折る繋がったままの千羽鶴“連鶴”。桑名藩に伝わるそれは家族の深い絆を意味していた。大政奉還に始まる動乱期を、親藩桑名藩士として生き抜く速見丈太郎は、商家の婿養子になり「藩を捨ててくれ」と言い残して失踪した弟栄 … “連鶴” の続きを読む

ねむりねずみ   ( 近藤 史恵   2016年2月22日

しがない中二階なれど魅入られた世界から足は洗えず、今日も腰元役を務める瀬川小菊は、成行きで劇場の怪事件を調べ始める。二か月前、上演中に花形役者の婚約者が謎の死を遂げた。人目を避けることは至難であったにも拘らず、目撃証言す … “ねむりねずみ” の続きを読む

歌舞伎町ダムド   ( 誉田 哲也   2016年2月16日

日本最大の歓楽街・新宿歌舞伎町。そこに、全裸の男女を凌辱し、惨殺することに快感を得る謎の男がいた。彼は七年前に起きた「歌舞伎町封鎖事件」でジウと出会い、自らもジウになろうとしていた。再び動き出す「新世界秩序」の陰謀、巻き … “歌舞伎町ダムド” の続きを読む

吉原十二月   ( 松井 今朝子   2016年2月12日

大籬・舞鶴屋に売られてきた、容貌も気性もまったく違う、ふたりの少女。幼い頃から互いを意識し、妓楼を二分するほど激しく競り合いながら成長していく。多くの者が病に斃れ、あるいは自害、心中する廓。生きて出ることさえ難しいと言わ … “吉原十二月” の続きを読む