二人が手を放すと同時に、軍鶏は高く跳び上がり、鋭い爪を突き出して相手の顔を狙う―。闘鶏の美しさに見入られ、そこから必殺剣まで編み出した隠居剣士・岩倉源太夫。その腕を見込まれ、筆頭家老から呼び出しを受けたことから藩の政争に … “軍鶏侍” の続きを読む
犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼 2016年10月21日
ミナト堂社長水岡はその息子裕太と共に何者かに誘拐されてしまうが、水岡のみが解放された。犯人は何故に水岡のみを簡単に開放してしまったのか。神奈川県警の巻島史彦警視は、この誘拐犯の捜査指揮を任され、再び陣頭指揮に立つことにな … “犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼” の続きを読む
マークスの山 2016年10月18日
第109回(1993年上半期)直木賞、第12回日本冒険小説協会大賞を受賞した作品です。 「俺は今日からマークスだ!マークス!いい名前だろう!」―精神に「暗い山」を抱える殺人者マークス。南アルプスで播かれた犯罪の種子は16 … “マークスの山” の続きを読む
土方歳三 2016年10月17日
多摩に生まれ、乱暴者として周囲の手を焼かせながらも、歳三の胸には熱い思いが煮えたぎっていた。「強くなりたい」。近藤や沖田と出会い、運命は大きく動き出していく。「鬼の副長」になるまでの成長を描いた上巻。(引用:Amazon … “土方歳三” の続きを読む
オレたち花のバブル組 2016年10月16日
本書『オレたち花のバブル組』は、『半沢直樹シリーズ』の第二弾の長編の痛快経済小説です。 前巻同様に、銀行の内実を示してありかつ痛快小説の面白さを備えた面白い物語でした。 「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮 … “オレたち花のバブル組” の続きを読む
オレたちバブル入行組 2016年10月13日
本書『オレたちバブル入行組』は、『半沢直樹シリーズ』の第一弾の長編の痛快経済小説です。 勧善懲悪ものの痛快小説の面白さを十二分に備えた、実に面白い物語でした。 大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融 … “オレたちバブル入行組” の続きを読む
マル暴甘糟 2016年10月10日
『マル暴甘糟』とは 本書『マル暴甘糟』は『マル暴シリーズ』の第一弾で、2017年10月に412頁で文庫化された、長編の警察小説です。 『マル暴甘糟』の簡単なあらすじ 甘糟達夫は「 … “マル暴甘糟” の続きを読む
沖田総司 2016年10月8日
本書『沖田総司』は、幕末に生きた新選組の沖田総司を描き出した長編の時代小説です。 あくまで沖田総司に焦点を当てた作品であり、新選組はその背景でしかないという意味で独自であり、かなりの面白さを持った作品でした。   … “沖田総司” の続きを読む
夢幻花 2016年10月6日
花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と真相解明に乗り出す。一方、 … “夢幻花” の続きを読む
寂しい写楽 2016年10月5日
寛政の改革令に反旗を翻した浮世絵板元の蔦屋重三郎は歌舞伎役者の大首絵刊行を試みる。喜多川歌麿の離反にあい、絵師探しが難航するなか、突然現れたのが正体不明の東洲齋写楽という男だった。助っ人に駆り出されたのは不遇の日々を送っ … “寂しい写楽” の続きを読む